レッスン卒業ー私にできること

立川・西国立おかむろピアノ教室　岡室香緒里です。



昨日
大人の生徒さんが
卒業されました。


耳の調子が悪くなってしまわれ、

昨年暮れから、レッスンをお休みされていました。


大好きなピアノは諦めたくないと、
お休みという形にしていました。



しかし

回復が難しいということで、
昨日ご挨拶に来てくださいました。



この生徒さんは
私より少しお姉さん。

元々お母様が習いにいらしていただいていて、
その紹介で、入られた方です。



20年近く通ってくださいました。


妹さんも入られて、今でもいらっしゃっていただいてます。

最初は、お子様のママコーラスの伴奏を見てもらいたいとのことでした。


とても熱心によく練習してきていただいて、

もうどんな曲でも弾けてしまうほどの腕前です。

発表会も毎回出ていただきました。

弾いた曲は


アラベスク　　　　（ドビュッシー）

悲愴　第1楽章　　（ベートーヴェン）

飛翔　　　　　　（シューマン）

２つのラプソディ２番（ブラームス）

ワルツ第14番　遺作（ショパン）

前奏曲「鐘」　　　（ラフマニノフ）



書き出してみると、そうそうたる大曲揃い！



この他にもご主人様とフルートとピアノ伴奏で

ステキな共演していただいたりしました。



お子様達も連弾などで出演いただき、

音楽を愛する素敵なご家族です。



日頃やっている曲も難しい体力もいる曲を
きちんと仕上げてきました。

お仕事もしている中、よく練習して

毎回感心していました。



その音楽に対する熱心な姿勢は

私も学ばせていただくことも多かったです。







それなのに


悲しいことに・・・


ただ耳が聞こえにくいだけではなく、

音が歪んだり、半音違ったり、

たくさんの音を全て拾ってしまったりと

オーケストラなどは聞くに耐えないように・・・



音楽が一番ダメージを受けてしまわれたそうです。



この話を聞いて

私も胸が締め付けられるような

思いでした。



何とか好きな音楽が続けられる道はないのかな

色々模索したいと思います。







ちょうど昨日、午前中に

『ピアノゆうゆう塾』脳トレピアノ

の初回授業を受けました。


これからシニアの方のレッスンの勉強をします。



今後シニアの方が今以上に増えていきます。


耳もそうですが、体に支障が起きても、

音楽を楽しみたいという方も確実に

増えると思います。



色々な状況にも対応できる環境を考え、

学んで行けたらと思います。



どうしても習うのが難しい状況でも

また集まれるような機会を作る、

演奏会に出かける機会を作る

などできたらいいなあ。



昨日学んだことで

シニアには「きょういく　と　きょうよう」が必要！

というのが印象的でした。

「今日行く、今日用事　」ということだそうです。


本当にその通りだと思います。

そんなお手伝いができたらと思います。






話が戻りますが、

20年近く通っていただき、

お会いできることが当たり前のようになっていました。

数字にしてみると２0年て長い年月です。


友達でも２０年間定期的に会い続けるのは難しいです。

もうほとんど家族のような存在でした。


なので、定期的に会えなくなるのは

とっても寂しいですが、

またお会いできるのを楽しみにしたいと思います。


今まで長い間ありがとうございました。





立川・西国立　おかむろピアノ教室では、

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