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ミスは絶対にだめ?

先ほど、ぼーっとテレビを観ていました。
特に何でも良かったので、つけたらやっていた、というぐらいの軽いノリで観ました。
芸能人がピアノの腕前を競う番組で、今回は9名、そして女性限定だったようです。
そういえば、前に生徒さんからも聞いたことがあるなぁという番組だったので、そのまま観ました。
アイドルやタレントさん、モデルさん、お笑い芸人さんなども出ていて、忙しい中の練習は大変だろうなぁ、とか、音楽大学を出ているという経歴も紹介されるので、プレッシャーもあるだろうなぁ、と、観ている(だけ)の?こちらとしても、なんだか一緒に緊張してしまいました。
番組を拝見した感想としては、ピアノの上手い下手ということよりは、「音ゲー」のように「鍵盤をいかにミスなく押すか」ということに比重がある内容でした。
ミスするごとに「ミス」と画面に表示されますし、それが気になっちゃって。
まぁ「素人あるいは番組スタッフさん」と、一人の専門家(松任谷正隆さんでした)が採点するには、ミスの数しかないのかもしれません。

ずっーと前に、生徒さんの発表会で数名の講師の、いわゆる講師演奏をしたことがあり、私は比較的有名なソナタを弾きました。
レッスンの時に生徒さんから「先生、2回ミスったでしょ」と言われたので、どうしたのかなと思ったら
「ママが、堤先生は2回間違えたわよ」と仰っていたそうで(笑)
何回間違えるかを数えながら演奏を聴くのは、「ある意味」楽しめるかもしれませんが、
そういう方は、他の生徒さんの演奏も「〇〇ちゃんは4回ミスったけど〇〇君は3回だった。〇〇くんのほうが上手い」というような、「あら捜し」しかできなくなります。
他にも、音色や音質や表現を楽しんだら、数倍も数十倍も充実するのになぁ。

11 月に、教室の発表会があります。
「ミスは〇〇回以内に」などではなく、
「考えていたフレーズや、練習して研究した音色、好きだと思って選んだ曲」を、いかに楽しめるか。
そこを目標に、と生徒さんたちには口を酸っぱくして話しています。
聴いている他の生徒さんたちが、「わぁ!素敵な曲。今度それを弾いてみたいな」と思ってくれる演奏ができれば、最高じゃないですか。

見守る保護者の皆さまも。
ぜひ、あたたかい眼差しと拍手を。


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