大人の演奏

子供には子供の演奏の良さ、大人には大人の演奏の良さがそれぞれあります。

例えば同じパッセージでも子供なら少し勢いのある元気な感じに弾いたり、大人なら少し落ち着きのある雄大な感じに弾いたり、年相応の演奏の仕方があると思います。

特に休符やちょっとした間、長く伸ばす音など静止している部分は大人になればなるほど味が出る気がします。


動きのない部分に意味を持たせ、歌い、感じる事は、やはりある程度色々な人生経験をした大人の方が自然にできる気がします。


長めにのばしてねとか、きちんと４拍休んでねと伝えれば、拍としては正解なのですが、口では説明できない感覚がそこには本当は隠れています。
少しでも感じてほしいと小さな生徒さんには、オルゴールが止まる感じで･･･とか、だるまさんがころんだで、ピッと止まる感じで･･･とか、色々な言葉で伝えてみます。

それを感じる事が感性と言うのかもしれませんが、この感覚は教えて身に付くものと言うよりは、元から持ってるものと経験から身に付くものなのかなぁと思います(*^^*)


感じるままに、音楽の作り出す静寂を味わってくださいね！