感性を育むピアノレッスン

ピアノを弾くと言っても、ただ譜面の音を追っているだけでは音楽ではありませんね。
ヒトには心があり、感性があります。
感性は生まれつきあるというばかりではなく、もちろん育ちながらも身についていくものです。
私の指導経験から言うと、愛されているこどもは素直に育ち素直な表現ができる。
・・・これはなぜでしょうか？
精神的に満たされているから相手も受け入れてあげられる。
見たもの、聞いたものに関しても受け入れられるのだと思います。
そして右脳が刺激されて成長します。
だから人を思いやる心があり、想像する力もあり、学力も伸びます。
こどもたちには心身共に健全に元気に育って欲しいです。

それでは大人はどうでしょう？感性は成長するのでしょうか？
もちろん実体験の他、想像することによって育つと思います。
でも、忙しさにかまけて感性をくすぐるものと無縁になっている人や、芸術的なものや自然になかなか触れる余裕がない。
そんな人たちが意外に多いと思います。

ピアノを弾くことは想像力を膨らませてくれます。
どんな風に弾きたいか、何を表現したいかを考えてピアノを弾くと、弾く人も聴く人も楽しくなります。
そして精神衛生にとってもよいです。

そしてピアノの教師こそは色々な音楽を聴いて自然を愛し、感性を育んで行かないといけないと感じます。
感性を育てる指針となるわけですから。