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指づかい

指遣い・・あれ?指使い?どっちだっけ???
どちらでもいいのですが、今日は指づかいの重要性について。

楽譜に書いてある指番号をまっったく無視してしまっている生徒さん達に、困惑することしばしです。
なぜ指が違うことにこっちが気づくかって、無視して違和感たっぷりの指づかいで弾いている彼らが、その箇所で何かしら問題を起こしているからです!\(*`∧´)/

楽譜に書いてある指番号って、もちろん出版社によってはとんでもないこと書いてあったりするし、人それぞれの手の形によっては書いてあるものが必ずしもベストだとは限りません。

しかし!
冒頭に書いた生徒さん達が、そういう意味で無視しているわけではないのは明らかです。
多くの方は、自分が書いてある指使いを無視している、ということにすら気づいていないことがほとんどです。
そこどんな指づかいしてんの?もっかいそこだけ弾いて?と言うと、あれ?こうだっけ?こっちだっけ?という感じで自分がどの指で弾いていたのかすらあやふやだったり、毎回違う指づかいで弾いていたりします。

前回の暗譜についての記事で、楽譜を読んでいくときにまず音だけを(というか黒い玉だけを!)読もうとするのはとても効率が悪い、というのを書きました。黒い玉だけを一個一個追って、その場しのぎで指を置いていくと、かなり無茶な指づかいになります。そしてあくまで黒い玉しか見てないので自分がどの指でどの音を弾いているかは把握していません。なので毎回違ったり、ということが起こります。

暗譜は、視覚的に楽譜を覚える、プラス触覚で覚えていく部分もとても大きいです。
和音の形やメロディの形を指づかいでインプットしていくのも、譜読みの隠れた重要なステップの一つです。

すなわち、
指づかいが定まっていない限り、その部分は絶対にクリアに暗譜できません。

これが、指づかいがなぜ重要なのか、理由その1です。

その2。
冒頭に書いたように、なんかつっかっかってるなぁ、弾きにくそうにしてるなぁ、と思ったら指づかいが違っている!というのはほんとにすごく多いです。
たとえ指づかいが書いてないところでも、どう考えても弾けないでしょそれじゃ、というへんてんこりんな指づかいを使って勝手に苦労してたりします(笑)
結構みなさま軽視してくれちゃってる指づかいですが、何百回繰り返し練習しても弾けなかった部分が、指を変えるだけで魔法のように弾きやすくなる、というのは非常によく起こりうることなのです。
それくらい、テクニック的な部分でも、指づかいが担う役割は大きいです。もちろんなんにでも効く魔法じゃありませんが。

私はあまり自分の楽譜に沢山ものを書き込むタイプじゃないですが、書き込みの9割は譜読みの際に考えている指番号です。
両手の指は10本しかなくて、それだけであんなに膨大な音数を処理しないといけないということは、それなりに工夫が必要ですよね。

そして何より、その指づかいを決めるのは最初が肝心なのです!なぜって後から指づかいを変えるって大変なことだから。なんでもそうですが、癖をつけるのは簡単だけど、その癖をとるのは、ものすごくめんどっちいのです。
指づかいもなんとなく決めたやつを何回も弾いてたらそれなりに体の中に入ってしまいます。それを取り払ってまた新しいのを、インプットするって面倒くさいことこの上なしです。
だから!譜読みの際にいかに指づかいを無駄なくベストなものに定めておくか、というのがとっても重要なのです。

ましてや書いてくれてあるやつには、まず従っときましょう。まぁ大抵はそいつが正しいことが多いです。
そして書いてないところでも、ほんとにその指づかいがベストかを確認しながら譜読みしていきましょう。
ね、ね、ね!( ̄∇ ̄+)


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