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バッハ 和声ーちょっと細かく

さて、和声。

和声ってまぁ平たく言えば和音の進行のことです。
バッハはまず和声の流れがあって、その和音をくずしてそれぞれの旋律にしてある、と思っていいかもしれません。なので和声の流れがわかってないと、曲の構成を知ることができないのです。


和声とかハーモニーのことについて触れると、ぎくりとした顔をする方々の多いこと(笑)
そこには触れないでください(ノ_・。)、みたいな空気を出されても、そこを触れずにクラシックは弾けないから!とむりやり進めていきます。


でもみんなそれなりの知識はもっているんだけどなぁ。それが実用できないのはなんでなのだろうか。

もうまったくハーモニーのこと習ったことありません、て人はまずほとんどいなくて、かならずピアノを勉強している上で習ってきているはずなのです。たとえばハノンでスケールを弾いていたらかならずその調のカデンツァを弾いているはずだし。だからカデンツァという言葉は知っていてもそれが実際なんなのかはとても曖昧(・・;)
知識が頭の中でばらばらになってしまっていて、ちゃんと繋がって理論になっていないのですね。



和音といっても重要な和音、よく出てくる和音はそこまで沢山の種類はありません。
1度、4度、5度(属七)、6度くらいかな。
ちなみにハ長調なら1度はドミソ、5度はソシレ、(属七はソシレファ)です。

そしてもっとも重要なルール。
1-5-1のルールです。和声進行の基本的な流れは、1度ではじまり、5度に展開して、そしてかならず1度に戻ってきます。

よく小学校とかの朝礼で、お辞儀のときにピアノで鳴らされる3つの和音、思い出せるでしょうか。あれがまさに1,5,1なのです。
最初の気をつけの姿勢のときの和音が1度、お辞儀しているときの和音が5度、もとにもどるときの和音が再び1度です。

そして1,5,1の関係は、
1度<5度>1度です。
5度はかならず1度にもどってくるのです。その戻ってくることを”解決”、といいます。
弾いてみたらわかりますが、5度の和音のほうが張り詰めていて、1度に戻ってくるとそれがゆるんでほっとした気分になるのです。これが感じられない人はちょっとクラシックには向いてません(笑)
だから例えば5度の和音より1度の和音のほうを大きく弾いていたら、それはありえない犯罪行為に等しいのです、クラシック界においては(笑)
これが本当に一番重要といってもいい骨組みです。


和声は実地じゃないと説明がややこしくなるのでこれ以上細かく書くのはやめますが、(簡単に書こうとはしてみたものの、長大になりすぎる上に、文章だとわかりにくいことこの上なしでした)
でもとにかく想像しているほど難解なものではないのです、ルールさえわかれば、見つけるのは簡単。


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