「ピアノを習う＝頭が良くなる」それは違うと思う。

先日、半年ぶりにYちゃん R君 S君のグループレッスンをしました。
3人一緒は半年ぶりです。
S君は半年お休みしている間に背も伸び、素敵な青年の仲間入り。
なんだか、ワクワクしながらレッスンが始まりました（笑）


レッスンでは、私の問いかけに
「勉強したのは覚えているけれど、でもわからない～。」
という言葉が何度も出てきて・・・・・。


調号やスケールの復習。
「忘れた～」
と言いながらも、さすが音楽大好きの3人です。
しっかりついてきてくれました。


その後は、3人で8音のベル初見奏。
交代で、2人が3音を担当し1人は2音担当しました。
3音はなかなか忙しい。
集中してベルを持ち換えるところは、さすがだねえ！！！と感動しました。
2音を担当すると、安心するらしく失敗が多くて面白かったです。

ピアノを小さい時からコツコツと練習していると、集中力がこんなに養われるのですね。
おしゃべりしたり、笑ったりしながらも、「今！！！」という時には、ものすごく集中する。
その集中力は、彼らの強い味方になります。
ピアノだけでなく、勉強やスポーツをするときも必要なことですから。



最近

「ピアノを習うと頭がよくなります！」
という言葉をよく見聞きしますが。



私は、そうは思っていないのです。


習っただけでは、残念ながらよくはなりません。



自分の頭で考え、
耳で聴き、
コツコツ目標に向かって努力する。
長時間は必要なく、集中して練習に取り組む習慣をつけること。

そういう積み重ねが、その子供の能力を伸ばすのだと思います。



「東大生の〇割がピアノを習っていた！」

その言葉を信じてピアノを始めても、何も努力をしなければ残念ながら成績は伸びません。