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上達に欠かせない要素(その2)

ここに載せている記事はメインブログ「passo a passo」からの抜粋記事で、
基本的には当教室に通う生徒さんに向けて書いています。
他の記事は「Studio*ABE*」ホームページよりご覧いただけます。

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前記事(その1)の続きです。

上達に欠かせない要素って『素直さ』の他に何があるだろう?と考え、
私が出した答え、それが『練習力』。
練習力という言葉は本来ないのですが、練習に対する『想像力&発想力+行動力』、
これらを私は『練習力』と呼んでいます。(笑)

レッスンではどの生徒さんも、手のフォームや身体の使い方に始まり、
楽譜の読み方、理論的なこと、リズムのノリや強弱緩急など細かな表現、
自宅での練習の仕方などなど、指導を受けていますよね。
「ふむふむ」「なるほど~」と納得し、その場で何となく弾けるようになったりすると、
上手くなったような気分になることも…。
でも、残念ながらこれ幻想です。レッスンマジック!(笑)

月にたった2回のレッスン時間のみで「上達すること」はほぼ無理なんです。
頭で理解したことをしっかり身体に馴染ませ、
自分のモノとして習得していくには自宅での練習は欠かせません。
何より日々の練習が大事。素直に取り組むことが基本!
…ということで、まずはコレ↓

・レッスンで教わったことを思い出して同じように家でもやってみる。
・指導された練習方法を実践してみる。

そしてその先、上達への鍵となるのが、
練習に対する『想像力&発想力+行動力』。つまり『練習力』なんですね。
「言われたことを素直にやる」の一歩先。練習を自分で考え、そして、やってみる。

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「他にどんな練習の選択肢があるかな?」
「ここの部分はどんな練習が効果的かな?」
「上手く弾けない原因は何かな?」
「理想的な音色を出すには何が必要かな?」など、
〇〇する(なる)にはどうすれば良いかな?と考える力=想像力、です。
自分で現状を把握&分析し、適当と思われる練習方法を考える(or選ぶ)こと。
自宅での練習の仕方はレッスン時にお伝えしていますが、
練習を重ねるごとに状況は変化していくので、
やはり日々の変化に細かく対応できるよう自分で考える力が育つと良いですよね。

次に、想像力と似ているけどもっと自由な思いつきで練習する力、これが発想力。
「そうだ!左右交互に1小節ずつ弾いてみよう」
「手元を見ずにどこまで弾けるかやってみよう」
「右手(メロディ)は歌って左手は弾いてみよう」
「楽譜を覚えてドレミで全部歌えるようにしよう」など。
あまり役に立たないかもしれないし、直接的な効果は得られないかもしれない。
いわゆる「遊び」の要素が強かったり、「実験的」な練習だったりします。
(↑ムフ。小さい頃から私の得意分野!笑)
こうした自由な発想に基づく練習は、音楽全般に対する総合的な力を育てます。
思わぬ発見や成果があったり、効果的な練習方法が見つかる場合もあるから
決して侮れません!

そして、最後に。
思い浮かんだ『想像力&発想力』を実際に行なうのが=行動力。
これが伴っていないと話しになりませんね。
立派な練習メニューもやらなきゃ意味がない。
とにかく「やる」。
つべこべ言わずに「やる」。
ピアノを弾く。練習する。

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そんなわけで、もともとの質問「どんな人が上達しますか?」は…

学ぶ姿勢が『素直であること』に加え、
練習方法、練習スタイル、練習メニュー…それらを自分の状態に合わせ柔軟に考え、
数多くのアイディア思いつくことができ、きちんと実践できる人。
…という答えになるかな。

豊かな『練習力』を身につけることによって、(レッスンで教わることだけに留まらず)
自分自身で解決する力、乗り越える力、が養われていきます。
それはピアノを学ぶ上で自信となり、
「ピアノを弾くこと」の楽しさにプラスして「練習」も楽しめるようになります。
好循環が生まれるんです♪
皆さんにも『練習力』を少しずつ身につけて、楽しく「上達」を目指してほしいなぁ~、
そんな風に思っています。(*´ω`*)

『練習力』について質問などがあればレッスンで遠慮なく聞いてくださいね♪


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