感受性を高める

　生徒さんを教えていく中でいくつか心掛けているものがありますが、そのひとつとして「感受性を育てる」というものがあります。

　感受性を育てる。感性を育てる。よく聞きますよね。
　それでは、感受性とは一体何なのでしょうか。

　私は、一つの事柄から読み取る情報の多さ、だと思っています。
　例として一つ上げますと、ドの音が鳴ったとして、そこから何を感じるか。
　「ドの音が鳴っている」「高い音で鳴っている」「少し弱い音だ」「硬い木のような音だ」「でも肌触りは柔らかそうだ」「薄い肌色のような音だ」「ドの音が室内に溶けていくみたいに広がっていく」「次に出てくる音は明るそうだ」などなど。
　一つの音が鳴っているところから、このように様々なことを感じるのが感受性だと思っているのです。
　感受性が豊かな人は、音楽に限らずあらゆる面で多角的に物事が見れるようになります。なんといっても得る情報量が多いので。
　それは、人生をも豊かにしてくれると思うのです。

　それでは、感受性を豊かにするためには一体どうしたらいいのか。
　一言でいうにはなかなか難しいです。私自身も日々試行錯誤しながら生徒さんを教え、また、自分自身の感受性を上げようと色々と試みています。
　まずは、様々な刺激を受けることじゃないかと考えています。多くのものを見る。聞く。触れる。そして一番大事なのは、それについて自ら考える。
　その積み重ねが感受性を高めることに繋がっていくのだと思います。

　当教室に習いに来られた生徒さんが、ピアノを通じて感受性を高めていってほしい。
　日々そう思いながら生徒さんを教えています。


　ただ今、生徒さんを大募集しております♪
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