日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

発達段階に応じた音楽教育

 昨日、北区のJR赤羽駅のヤマハまで、指導者講座を受講しに行きました。担当講師は、子供指導で有名な江崎光世先生です。JR赤羽駅といえば、私の出身大学の通学路でした・・・。

 肝心な講座の内容は、子供の年齢や発達段階に応じたピアノ「基礎」指導です。

 乳児期(0~1歳)はリズム受動期で、生活リズムに合わせた音楽環境を作る時期ですね。CDを流したり、歌ったり話しかけたりするなど、積極的な音楽環境を整える時期ですね。また、この時期の子供たちは、100%親御さんのスキンシップが必要です。

 幼児期は2段階に分かれて、幼児前期(2~3歳)においてはリズム発動期であります。これは、与えられたリズムの刺激に対して積極的に反応する時期ですね。幼児後期(4~6歳)になると模倣期で、運動能力の発達に伴い、聴こえた音楽を演奏することで、楽しい気分になります。また、音楽を身に付ける最も適切な時期でもあります。幼児期の教育に全て共通している事は、リトミックや手拍子などでリズム感を育て、音の強弱や高低さなどでの音感・聴音訓練をして、演奏技術などを育てるのに適しております。結論としては、楽しい雰囲気の中で幅広い音楽体験をし、模倣(音楽で遊び・歌うこと)を中心とした指導で感覚を育てる事を大切にする時期です。この時期は肌から離して手を離さないようにし、100%ヘルプが必要です。

 児童前期(7~8歳)は、実感の時期であります。積極的に環境作りと実践をし、音楽的反応と感性が最も発達する時期でもあります。両手のバランス・ペダルの使用などで、手指を動かす能力が最高に発達し、知的能力も目覚しく発達します。また、自分で目標を設定し、自分の力でやり遂げる事に喜びを感じるので、主体学習が可能になりますね。

 児童後期(9~10歳)は、精神的・肉体的にも子供として最高に吸収力、発達力の目座も強い時期なので、最盛期となります。アンサンブル体験、アナリーゼ(楽曲分析)の面白さを実感する、豊富な音楽体験に最適の時ですね。また、感覚と技術・感覚と知的活動の統合化による指導が適切な時期と言えますね。小学生のうちは手を離して心を離さないようにし、80%サポートが必要です。

 専門導入期(11歳以上)は、音程・和音・音階(調判定)・移調・初見・アナリーゼ(楽曲分析)などの楽典の専門的なお勉強に、興味を示す時期になります。幼児期からの基礎の積み重ね(楽譜の読み方、記号・曲の構成、表情付けなど)が、問われるようになりますね。中学生は50%・高校生は30%サポートを必要とし、反抗期にもなるので心を離さない時期ですね。

 また、ピアノ演奏が上手で音楽(読譜・楽典理論など)の理解度が高い子ほど、学校の成績も優秀ですし、逆に理解度が低くて演奏が下手な子ほど、学校の成績も悪い傾向が強いと思います。一概には言えませんが、進度や理解度は遅めでも、後々伸びるケースの子も中にはおります。

 ここをクリックしてくださいね
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村




FC2Blog Ranking

 



↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント