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早期からの表現力

 本日はアメリカの作曲家・ウィリアム・ギロックの作品研究で有名な、伊藤仁美先生の講座へ出かけてきました。場所は、伊藤楽器の北習志野店(船橋市)です。

 ギロックは近現代の作曲家ですが、彼の作品はジャズや全音音階(全音の音程だけで構成された不思議な音階)の響きのものが中心です。また、伊藤先生はアメリカへ留学されて生前のギロックに師事されてました。ギロック作品は子供のための作品が比較的多いのですが、楽譜上の音数は少なくてもペダルの使い方や表現力がとても奥深いのです。子供だけでなく、大人でも楽しめるものなのです。

 子供のための作品といえば、短い楽曲で簡単に弾けるものばかりと思われてるかもしれません。しかし、それを甘く見ていると、テンポ、調性、楽語や表現の仕方を見落としてしまい、本来の作曲者の思い入れを無視して演奏し、表っ面しかわからないで終わってしまうものなのです。ピアノコンクールで小学生以下の部門で課題曲を上手に演奏するには、子供にとって表現力が難しいものが多々あります。実はブルグミュラーの作品も、意外とそうなのです。

 ショパン、プロコフィエフやラフマニノフの作品は、ピアノを学ぶ人たちにとって憧れの的です。ギロックの作品は音域が広く、アルペジオのパターンがある程度決まっていて、テンポの加減さと柔らかい音色を表現するのが一つのポイントです。子供たちが興味を示したくなるジャズや近現代のモヤっと不思議なハーモニーは、臨時記号を読み取るのに時間はかかりますが、パターンやクセさえ覚えればこっちのものとなりますね・・・。また、こういった作品は上記の作曲家たちへ一歩近づけるための、近道です。

 良い音と悪い音の違いを伊藤先生が演奏してくださり、1曲ずつ心を込めて演奏してくださった時は、会場中が感動の嵐でした!!プロの手にかかると、同じ楽曲を演奏するだけでも、こんなに価値が違うものだと思いました。子供のための作品とはいえども、大人の生徒さんの基礎固めの学習教材にも適してるので、プライドの高さを理由に格好つけて弾きたくないと、絶対に馬鹿にしてはいけません!!

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