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勇気づけ

今日は、ある一時期、私が子供の困った行動に思い悩んでいたときのことを少し書こうと思います。







その時は、どうすることもできなくて、なんの解決もできませんでした。



私自身もう諦めていた時、ある本に出会いました。



それが、アドラー心理学のことが書いてある本だったのです。



そこに書かれていたことは、



「子供の行動のすべては、自分の居場所を確保するという目的がある。」ということでした。



子供が困った行動をするのは、自分の居場所をなくし、勇気をくじかれたためで、子供が自分にもっと関心を向けて欲しい、注目して欲しいと思っているからということが書かれていました。



例えば、ささいないたずらをしたり、わざと質問ばかりして困らせたり、見栄を張ったり、



こういったことは、子供が失った勇気を得るための、子供から大人への無意識のサインだそうです。



それでは、困った行動をする子供にどうすれば良いのか?



それは勇気づけをすれば良いということが書かれていました。



勇気づけの一つ目に、まず、「ありがとう」を言うことでした。



こういう場合はこうするというノウハウのようなものはないのですが、私は、レッスンの中で「ありがとう」をなるべくたくさん言うようにしました。



例えば、雨がたくさん降っていてレッスンに来るのが大変な日に来てくれたとき、



「○○ちゃん、雨降っていて大変だったね!よく来たね!来てくれてありがとう!」と、



なにげない会話ですが、毎回続けていくうちに、子供がうれしそうにしてやる気に満ちた顔に変わっていくのが見えました。



コミ二ュケーションの土台である信頼ができてきた感じがしました。



また、「ありがとう」と言う時は、存在レベルで言うことに注意しています。



どういうことかというと、「ありがとう」の前にその子の名前を入れることです。



私はレッスンにきた生徒さまに「こんにちわ」とあいさつを言う前に「○○ちゃん(くん)こんにちわ」と言うようにしました。



すると、ちょっとしたことですぐに休む生徒さんが、一年間一回も休むことなく通ってくれたことにはびっくりしました。

(健康であったことや学校行事も重ならなかったこともありまして)



これは、子供だけではなく大人にも効果があると言われています。



多くの場合は、いきなり「ありがとう」と言うことがあると思います。



これは、相手の行動を言っているので存在レベルではなくて、行動レベルであると言われます。



人は人の役に立てた時、

自分に価値がある、「ここにいていい」と思える感覚(居場所)を持てると言われています。



存在レベルで認めてあげることは大事なことだと思いました。



勇気づけの二つ目に、「他人の評価にとらわれない。」ということがあります。



例えば、誰でも人から良く言われたらうれしいし喜びます。



反対に、悪く言われたら悲しんだり怒ったりします。



これは当たり前で、自然な感情です。



けれども、人が良く言ったり悪く言うこと、これは、他人の期待であり、人が持つイメージであると考えています。



人から良く言われただけで成績が良くなるわけではなく、良く言われたことによってその人が良くなるような行動をしたからと考えます。



人に悪く言われたから悪くなったのではなく、自分がそうだと信じてしまったから悪くなったと捉えます。



また、人から悪く言われたとき、悲しんだり、怒ったりする人は、存在レベルで言われたと勘違いされていることが多いようです。



本当はスタートはみんな純真無垢な心を持った素晴らしい存在なのです。



それを、感情論だけで捉えてしまうと、勘違いに走って行ってしまうようなのです。



冷静になって、少し落ち着いて考えてみましょう。



他人からの評価も悪く言われたことは行動レベルで言われたことと捉え、素直に直していくことがポイントですね。



それでも、感情が動いてしまうようでしたら、次の短所と長所をみるといいと思います。



勇気づけの三つ目として、短所を長所と見ています。



自分の価値を認めるためには、それまでとは違った見方ができるようになることが必要と言われます。



長所をひっくり返すと短所になりますし、短所もひっくり返すと長所になります。



どんなことでも、ネガティブとポジティブの両面がありますので。



そんな「思考のシフト」のようなことができると、感情がきれいになって、思考がクリアになります。



すると、自分が行動できるようになってきますので、とても楽になります。



その他に、私がいつも心得ていることは、失敗を恐れないということです。



「誤っていることがわかる勇気」「不完全であることの勇気」「失敗する勇気」を持つこと



失敗は学びと言われていますでの、失敗していいのです。(できるのに、わざと失敗してはいけませんが)



素直に、「たとえできなくても、できるところから始めたい。」これが、やる気ではないのかと思います。



以上のことから、結論として、自己肯定感を上げることがどんなに大切なことかがわかりました。



当教室では、このようにしていろいろな視点から、自己肯定感を上げるということも意識してレッスンしています。



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