日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

ラクに弾けるピアノ奏法 <その2>

今日は前回の続きです。




前回はピアノは西洋から生まれた楽器だから

日本人とは違う西洋人の身体の使い方を知って

その使い方で練習すると

ラクに弾けるというお話をしました。




そして、今日は面白いなと思った

日本人と西洋人の生活動作の違いの具体例を

3つ、ご紹介しますね。




まず、食事。

日本人は食事をするときに

お箸を持つ椀を手前に「曲げる」ことで

器の中の食べ物を向こう側から自分の方に

「引き寄せて」口に運びます。




それに対し、西洋人はスープを飲むときは

スプーンを手前から向こう側に

腕を「伸ばして」使います。




ナイフも「押して」切り

フォークも「押し出す」ように

突き刺して使います。




次に語るとき。

欧米人と日本人の政治家の演説を思い浮かべて

マイクを持っていない手の腕の動きを比べると




欧米人は胸を張って腕を広げるように

「肘の角度を開きながら」語りかけます。




でも日本人は「肘を曲げたまま」、こぶしを

握りしめて熱弁をふるっていませんか。




最後に歌うとき。

オペラやミュージカルの歌手など

西洋人が思いを込めて歌うときには

「上体は上向き」で、腕は「肘を伸ばす」

ようにして歌っています。




それに対して演歌やJ-POPなど

日本の歌手の多くは、思いを込めるときに

「上体を曲げ」、「肘を内側に曲げ」て

歌います。




これらの動作を整理すると

①日本人は「引き寄せる」動作が多く

西洋人は「押し出す」動作が多い。




②「ここぞ!」と頑張るとき、日本人は

「伸筋」(伸ばすときに使う筋肉)より

「屈筋」(曲げるときに使う筋肉)を

使おうとすることが多い。




③思いを込めるとき、

日本人は「上体や肘を曲げる」に対し

西洋人は「上体を反らして、肘が伸びる

ことが多い」




④日本人は「屈筋」を動かすことから

動作を開始するのに対し

西洋人は「伸筋」を動かすことから

動作を開始する。




たしかに私も思いを込めて弾くとき

上体を反らすより、曲げてしまいます。




でも西洋人が弾くことを考えて

ピアノが作られたとしたら

そういうことを意識して弾いたほうが

よさそうですよね。




次回のブログでは

ピアノの演奏にかかわる腕の使い方を

ご紹介していきますね (╹◡╹)


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント