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春に歌うドイツリート

コンサートのお知らせです。

第152回 日本シューベルト協会演奏会
春に歌うドイツリート

3月30日(火)19時開演
兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール
ピアノ教室.COM

私は5人の声楽家の伴奏をします。先日みなさんと初合わせをしました。

シューベルト、シューマン(ロベルトもクララも)、シュトラウス、ヴォルフというドイツリートの王道レパートリーです。

この公演は1年前に開催予定だったものの延期公演。大変な1年を経て再び同じ曲目に戻ってくると、詩の内容に対する感じ方がまったく変わっていました。


たとえばゲーテによる「愛する者の近くに」
(曲はシューベルトです。シンプルな和音の伴奏ですが、これが超絶難しい。私がこのコンサートで弾く15曲の中で一番難しいです。。。)



私は君のそばにいる、君がどんなに遠く離れていても。
君は私の近くにいるのだ。



1年前に比べたら、現在はこの詩の言葉が胸にささります。



春に歌うドイツリートならではの、ウーラントによる「春の想い」。曲はシューベルト。美しいメロディーです。



さあ 哀れな心よ、心配しないで!
今すべてが、すべてが変わるに違いない



いつもの春なら、「寒い冬がようやく終わって暖かい春がきて、みんなハッピーになるんだなぁ」程度の感じ方だったかもしれません。現在読んでみると、希望をこめた熱い想い、そしてもしかしたら背後にあるかすかな不安ですら、感じられます。



最後に、ヘンケルによる「響け!」
曲はシュトラウス。ヘンケルとシュトラウスは同い年らしいです。この曲のピアノはシューベルトの「愛する者の近くに」と対極にある、華麗なアルペジオの連続。まさに対極的に、難しい!



響け!
私の心は澄んだ音を響かせる
私は思い込んでいた この哀れな心は
この激しく痛々しい日々のなかで引き裂かれていたのだと

響け!
私の魂よ、私の命よ、
涌き出でる新鮮な姿よ!
花が咲きはじめたのだ、
この荒れ果てた大地の上に。



エネルギーに満ちあふれた言葉!それに付けられたシュトラウスの音楽も、これ以上ないくらいエネルギッシュ!普段の演奏だったら「うげげ、難しい。だけど格好いい!!」程度で終わっていたでしょうが、今は「希望を胸に前を向こう!」と勇気をくれる曲です。






このコンサートは客席数を半分にしてチケットを販売しております。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。チケットは兵庫県立芸術文化センターオンラインチケットまたは音楽制作会社ラプトサウンドにて販売中です。
私へ直接お申し込みいただいても大丈夫です。
yokokida@gmail.comまでメールにてお申し付けください。(メールアドレスは全角表記にしています。)


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