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派手な音楽と地味な音楽、どちらが好きですか?

クラシック音楽を勉強している方はたいてい

楽譜から様々なことを読み解き、演奏に変えています。

時代背景、どのような楽器で演奏されていたか、

作曲者の意図は何なのかなど、

より良い音楽とは、常に自問自答しながら学び、演奏します。

音楽の解釈、その人のもつ個性である音色、

演奏者によって、さまざまな違いがあり、

同じ楽器、同じ曲だとしても、十人十色、違う演奏に聴こえます。



その違いの中に、

自分主体(自分軸)なのか、音楽主体(音楽軸)なのか、

という違いが存在しているように思います。


【自分主体(自分軸)な演奏に起こりがちなこと】

つい感情的になってしまい、オーバーアクション。
身体は大きくしなり、腕も羽ばたくかのように上下したり回したり。
顔も不自然に百面相。
または、逆に身体が固まっている。
強弱、リズム、テンポ、全て大げさになる。
主張が激しくなる。
コンクールやレッスンで言われた言葉、結果で一喜一憂し過ぎる。


【自分主体(自分軸)の隠された感情】

(自分で気づいてる人も気づいてない人も)、
目立ちたい、上手く演奏したい、自分をよく見せたい、悪く思われたくない
ほめられたい、評価されたい、みんなに感動を与えたい



まず、自然ではない動きというのは、

見た目も大げさで滑稽なのですが、

気づかないうちに、足の指、肩に力が入ったり、

奥歯を噛み締めていたり、身体に支障をきたすことも多いです。

身体のどこかに、変に力がかかっている、ということは、

呼吸も浅くなっています。

呼吸が浅くなり、息を止めてしまったりするということは、

酸素が十分に吸えていないので、

脳に酸素、血液が回りません。


演奏中はとてつもない集中力を要します。

想像を絶する処理を瞬時に行っているのです。

にもかかわらず、呼吸、脳、身体が上手く働かない状態では、

どれだけ練習で、本番で頑張っても、良くはならないのです。


エンジン(脳、呼吸)が脆弱で、

胴体(身体)が頑丈でない車が、

レース(演奏)でハンドルをコントロール出来ますか?

エンジンの調子は悪く、ボロボロの車で、ふらふらコントロールが不十分なまま、

それでも必死に運転しているようなものなんです・・・


脳、身体、呼吸がいかに大切か、

おわかりいただけると思います。

多くの演奏家がこのような症状があるか、

自分の練習不足なんだ、とこれまた謙虚に真面目に考えてしまい、

自分で気づかないままです。


一方、

【音楽主体(音楽軸)の演奏によくあること】

動きが自然。大げさでない。
身体が動いていても、たとえ止まっていても、「固まる」ことがない。
時代、楽器、楽曲の分析、音楽解釈の中で演奏している。
一見、派手ではないように聴こえる。
音に深み、豊かさがある。


【音楽主体(音楽軸)の隠された感情】

自分はあくまで、音楽を演奏する使い手である。
音楽そのもの、その曲のあるべき姿、音楽の本質をみたい。
音の美しさ、楽器の持つ特性を活かした響きを追求したい。
コンクールなどの結果や他人の言葉で一喜一憂し過ぎることがない。
音楽を聞いてどう感じるのかは、あくまで聞き手にゆだねている。



音楽主体、音楽軸の人は、まず楽曲、音楽そのものを一番に考えています。

自分はあくまで、楽譜から楽器、

人を通して演奏というアウトプットするだけ。

当然、音の響き、楽器の特性を活かそうと、

音への探求を忘れません。

それに従って、その音を獲得するため、

身体の使い方も同時に大切にしています。

体の動きも自然ですし、大げさではありません。

そして、身体が固まっていません。

一見、止まっているように見えても、いつでも動ける、

かといってリラックスしすぎると、

身体を動かす筋肉は上手く働いてくれませんから、

いつでも動ける程度にゆるんでいる状態です。

良い身体の動きから生まれた音は、豊かで、深く、美しい。

時代、楽器、楽曲の分析、音楽解釈の中で演奏しているので、

とても自然、音楽に音が馴染んでいるので、シンプルに感じます。


システム社会、コンクール、SNSなどの発達で、

音楽が手軽に聴け、また発信できる時代になりました。

それにともなって、自分主体(自分軸)の演奏が

とても増えているように感じます。


自分軸の演奏に慣れてしまっていると、本質を見誤りがちです。

つまり、

本当に良い音、良い音楽、良い音楽家が埋もれていってしまう。


時代はどんどん新しくなるのに、

クラシック音楽は後退している現実は否めません。

みんながすごいっていうから、有名だから地位があるから、

普通こう演奏するから。

「みんな」って、どのみんなでしょう?

「普通」ってごく限られた世界のことかもしれません。

自分のいる世界から出たら、

びっくりするような価値観もあります。

「みんな」そうだという、数が多いことで真実のようにすり替わり、

少数はなぜか偽物扱いです。

とても残念ですが、これがクラシック音楽の現実です。


みなさんは、自分軸、音楽軸、どちらですか?

どちらにいたいでしょうか。

古き良き時代になっている現実から、

そろそろ真実の世界を見てみませんか。




クラヴィコード は音楽の本質や響きの追求に、学ぶことがとても多いです。
エアコンをつけていると雑音がするので切り、音に耳を傾けます。
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