スランプから脱却した生徒さん達
さてさて...
前回(こちら)の続きを書こうと思うのですがその前に...
前回ご紹介したエリーゼのためにを目指している小2君。
先日のレッスンで、宿題のバイエルが完璧に弾けず、何回も練習しているうちに、急に涙をぬぐい始めました。
この生徒さんが泣いたのは初めてだったので驚いて
「どうしたどうした?」
と聞くと
「これ結構難しいんだよ〜」
と教えてくれたのでした
「お母さんが全然分かってくれなくて、『こんなの簡単でしょ、一回で弾けるでしょ!』っていうんだ。」
と。
ひゃ〜そりゃ辛いね..と、
小2君はすごくよく頑張っている事。
バイエルも最後の方は難しいから、1週間で1曲丸にするのも大変な事。
などを話すと、
「先生、それ時間がある時にお母さんにメールで送って欲しい」
と爆笑
「曲が難しくなってるって事?」
「ううん。僕がよく頑張ってるって方。」
笑笑
そして元気を取り戻すと、
「『楽あれば苦あり 苦あれば楽あり』っていうけど、ピアノは2番目の方かなぁ。今苦しめば、後が楽しくなるって事かなぁ。」
と爆笑(そんなに辛いのか〜)
小2にしてことわざを実生活に置き換えて考えている事に、感心するやら可愛いやらおかしいやら..
何でもチャレンジすると必ず大変な事があるけど、それを乗り越える事で成長したり楽しくなったりするんだよね〜
発表会の曲もそうだったね〜
(これからやる)エリーゼのためにもきっとそうだね〜
などと盛り上がった後、また粛々とバイエルのできない所に戻り、なんとかおまけの「◯(丸)」を獲得して帰っていきました(笑)
さてさて、今日の本題に移ります
お教室の一番最初からいる生徒さん女の子(まだ小学校中学年ですが)
これまで長い長ーい2年程のスランプでした。
弟が産まれたから...
小学校に入ったから...
朝が早くて疲れて寝ちゃうから...
学校の宿題が増えたから...
色々な理由で、どうにもこうにも練習が進まない日々が年単位で続いていました。
それが最近、
「これもやった〜」
と宿題以上の曲をやってくるようになり...
ある時から楽譜に
「音(の間違い)」「フラット忘れない」「あと何曲!」
などの付箋や書き込みがつき始めました
「一回間違えたら、次に同じ間違いをしないように、何か方法を考えないと..」
とはレッスンでよく言っていますが、それを家の自主練でやってくるとは、相当な自主性が芽生えてるな...と驚かされました。
「何が変わったの〜?」
と聞いても、特に自覚している事はないようで
「やらない日がなくなった...」
とポツリと。(ちょっと嬉しそうにおやしらず)
「毎日やる」という事は、コツコツした地味な作業ですが、それが積み重なると、本当に大きな変化が起こるんだなぁ..と改めて「継続」の偉大さを実感しました。
お次は、入会して2年ちょっとの小1さん。
1年程前に一度「辞める」と言った生徒さん。
練習でお母さんが怒るから嫌だ、と。
(きっと怒らないと練習が出来なかったのでしょうね..)
それがここ数ヶ月..発表会が終わった位からでしょうか。
バイエルは2〜3曲ずつ最後の曲までグイグイ進み、ブルグミュラーも1〜2週間に1曲のペースで仕上げ、とても意欲的になっています
いつもブルグミュラーの新しい曲に行く度に
「あ、これいつも寝る前に聴いてるから知ってる!」
と嬉しそうに言います。
お母様がピアノにスムーズに取り組めるよう、日常生活の中で色々工夫され、サポートして下さってるんですね。
次の発表会はかなり冒険をして、レベルを上げてみる事にしました
最後に...
まだ1年目ですが、ずーっと練習が出来ていなかった幼稚園生君...
先日のレッスンで、このままだと全然上手くならないけどどうする?と少し話し合いをして
「5じにやる」
と自分で楽譜に書いて帰りました
すると次の週、今までにない変化が...!!!
まずカバンからテキパキと自分で楽譜を取り出し、
自分でページを開き、
次はこれ、次はこれ、
...と笑い泣き
これまではどの楽譜が必要で、どの曲をやってきたかも自分で分かってなかったのに...笑い泣き
そして今までリズム感が弱いと思っていたのですが、弾く音が分かっていれば、非常にリズムよく弾けるという事も分かりました
さらに手の形もそれまでの1年では考えられないくらいよくなり...
勿論全て◯をもらって帰りました
個々の問題を治すより、意識を変える事で全てが解決してしまうのを目の当たりにしたのでした〜
大きな進化を遂げましたが、これが継続できるかどうかですね。
親御さんも一緒にもう一踏ん張り、習慣になるまでしっかり見守りたいと思います
今日ご紹介した生徒さん達、みんなに共通していえる事ですが、明らかに「顔つき」が変わります。
目に「力」が出て、「ハキ」が出てきます。
きっとピアノ以外の日常生活でも同じ事が起きてるんじゃないかな...
一つ、何かに真剣に取り組むという事が、その人の人生に及ぼす作用はとても大きいものだと感じます。
キッカケは様々で、色々な要素や時期的なものも相まって、やっと練習できる心や環境が整っていくのかもしれません。
スランプ中のレッスンは空気も重く、教える方も受ける方もなかなかハードですが、今日も焦らず、諦めず...希望をもってやっていきたいと思います
前回(こちら)の続きを書こうと思うのですがその前に...
前回ご紹介したエリーゼのためにを目指している小2君。
先日のレッスンで、宿題のバイエルが完璧に弾けず、何回も練習しているうちに、急に涙をぬぐい始めました。
この生徒さんが泣いたのは初めてだったので驚いて
「どうしたどうした?」
と聞くと
「これ結構難しいんだよ〜」
と教えてくれたのでした
「お母さんが全然分かってくれなくて、『こんなの簡単でしょ、一回で弾けるでしょ!』っていうんだ。」
と。
ひゃ〜そりゃ辛いね..と、
小2君はすごくよく頑張っている事。
バイエルも最後の方は難しいから、1週間で1曲丸にするのも大変な事。
などを話すと、
「先生、それ時間がある時にお母さんにメールで送って欲しい」
と爆笑
「曲が難しくなってるって事?」
「ううん。僕がよく頑張ってるって方。」
笑笑
そして元気を取り戻すと、
「『楽あれば苦あり 苦あれば楽あり』っていうけど、ピアノは2番目の方かなぁ。今苦しめば、後が楽しくなるって事かなぁ。」
と爆笑(そんなに辛いのか〜)
小2にしてことわざを実生活に置き換えて考えている事に、感心するやら可愛いやらおかしいやら..
何でもチャレンジすると必ず大変な事があるけど、それを乗り越える事で成長したり楽しくなったりするんだよね〜
発表会の曲もそうだったね〜
(これからやる)エリーゼのためにもきっとそうだね〜
などと盛り上がった後、また粛々とバイエルのできない所に戻り、なんとかおまけの「◯(丸)」を獲得して帰っていきました(笑)
さてさて、今日の本題に移ります
お教室の一番最初からいる生徒さん女の子(まだ小学校中学年ですが)
これまで長い長ーい2年程のスランプでした。
弟が産まれたから...
小学校に入ったから...
朝が早くて疲れて寝ちゃうから...
学校の宿題が増えたから...
色々な理由で、どうにもこうにも練習が進まない日々が年単位で続いていました。
それが最近、
「これもやった〜」
と宿題以上の曲をやってくるようになり...
ある時から楽譜に
「音(の間違い)」「フラット忘れない」「あと何曲!」
などの付箋や書き込みがつき始めました
「一回間違えたら、次に同じ間違いをしないように、何か方法を考えないと..」
とはレッスンでよく言っていますが、それを家の自主練でやってくるとは、相当な自主性が芽生えてるな...と驚かされました。
「何が変わったの〜?」
と聞いても、特に自覚している事はないようで
「やらない日がなくなった...」
とポツリと。(ちょっと嬉しそうにおやしらず)
「毎日やる」という事は、コツコツした地味な作業ですが、それが積み重なると、本当に大きな変化が起こるんだなぁ..と改めて「継続」の偉大さを実感しました。
お次は、入会して2年ちょっとの小1さん。
1年程前に一度「辞める」と言った生徒さん。
練習でお母さんが怒るから嫌だ、と。
(きっと怒らないと練習が出来なかったのでしょうね..)
それがここ数ヶ月..発表会が終わった位からでしょうか。
バイエルは2〜3曲ずつ最後の曲までグイグイ進み、ブルグミュラーも1〜2週間に1曲のペースで仕上げ、とても意欲的になっています
いつもブルグミュラーの新しい曲に行く度に
「あ、これいつも寝る前に聴いてるから知ってる!」
と嬉しそうに言います。
お母様がピアノにスムーズに取り組めるよう、日常生活の中で色々工夫され、サポートして下さってるんですね。
次の発表会はかなり冒険をして、レベルを上げてみる事にしました
最後に...
まだ1年目ですが、ずーっと練習が出来ていなかった幼稚園生君...
先日のレッスンで、このままだと全然上手くならないけどどうする?と少し話し合いをして
「5じにやる」
と自分で楽譜に書いて帰りました
すると次の週、今までにない変化が...!!!
まずカバンからテキパキと自分で楽譜を取り出し、
自分でページを開き、
次はこれ、次はこれ、
...と笑い泣き
これまではどの楽譜が必要で、どの曲をやってきたかも自分で分かってなかったのに...笑い泣き
そして今までリズム感が弱いと思っていたのですが、弾く音が分かっていれば、非常にリズムよく弾けるという事も分かりました
さらに手の形もそれまでの1年では考えられないくらいよくなり...
勿論全て◯をもらって帰りました
個々の問題を治すより、意識を変える事で全てが解決してしまうのを目の当たりにしたのでした〜
大きな進化を遂げましたが、これが継続できるかどうかですね。
親御さんも一緒にもう一踏ん張り、習慣になるまでしっかり見守りたいと思います
今日ご紹介した生徒さん達、みんなに共通していえる事ですが、明らかに「顔つき」が変わります。
目に「力」が出て、「ハキ」が出てきます。
きっとピアノ以外の日常生活でも同じ事が起きてるんじゃないかな...
一つ、何かに真剣に取り組むという事が、その人の人生に及ぼす作用はとても大きいものだと感じます。
キッカケは様々で、色々な要素や時期的なものも相まって、やっと練習できる心や環境が整っていくのかもしれません。
スランプ中のレッスンは空気も重く、教える方も受ける方もなかなかハードですが、今日も焦らず、諦めず...希望をもってやっていきたいと思います
このブログへのコメント